詳細：最初の快進撃からわずか数ヶ月でリリースされたザ・ランナウェイズは、圧倒的な存在感を放つセカンド・アルバムでその激しさを増し、鮮烈なオリジナル曲の数々を通して、ティーンエイジャーの反抗心を鮮やかに描き出している。オリジナル・ヴォーカリストのシェリー・カリーをフィーチャーした最後のアルバムとなる『クイーンズ・オブ・ノイズ』は、ザ・ランナウェイズのソングライティングと演奏における進化を余すところなく示しつつも、彼らの妥協を許さない姿勢は健在だ。1977年1月にリリースされた『クイーンズ・オブ・ノイズ』は、ザ・ランナウェイズが単なる奇抜なバンドではなく、真のロックンロール・モンスターであることを証明している。アルバムは、ビリー・ビゾー（ザ・ランナウェイズの黒幕、キム・フォーリーと関係のあるバンド、ザ・クイックのキーボード担当）が書いたタイトル曲で幕を開け、ジョーン・ジェットが歌うロックンロールの宣言のように鳴り響く。続くジェットが書いた「テイク・イット・オア・リーヴ・イット」では、彼女たちが当時の他のハードロック・バンドに引けを取らない実力を持っていたことが示される。