詳細： 2009年アナログLPプレス。このイギリスのバンドは、デビューアルバムを20代前半でリリースしたばかり。このアルバムの完成度の高さと洗練さを考えると、これはかなりの偉業と言えるでしょう。彼らはポストパンクからドリームポップ、インディー、ダブステップ、R&Bポップまで、あらゆるジャンルから影響を受けていますが、だからといって彼らの曲が散漫なわけではありません。むしろ、洗練されたそのサウンドはまるで彫刻のようです。「Intro」は長く単調なシンフォニーで、後にThe xxの代名詞となるクールで情感豊かな雰囲気を醸し出しています。「VCR」はヤング・マーブル・ジャイアンツを彷彿とさせる重厚なギターサウンド、「Infinity」はポストパンクへと誘います。繊細な官能性とロマンチックな陰謀が織り交ぜられています。近年登場したイギリスのインディーグループの中でも、The xxが最も重要なグループの一つであることを証明した、他に類を見ない記憶に残るデビュー作。きっともっと聴きたくなるはずだ。Ais/Young Turks/XL。