詳細： 2018年リリース。Thriceは、アルバムのサウンド要素に対して自由奔放かつ流動的なアプローチで『Palms』を制作した。その結果、彼らのこれまでで最も広範な作品が誕生し、直感的に響くポストハードコアからピアノを主体としたバラードまで、あらゆる要素を網羅している。このエクレクティックなサウンドを生み出すため、Thriceは信頼を寄せるプロデューサー、エリック・パームクイストをパーカッションとボーカルトラックのレコーディングに起用し、ギターパートはすべてセルフプロデュースした。「自分たちでトラックを制作するときは、すべての音を完璧にしようと神経質になることはありません」とシンガーのダスティン・ケンスルーは語る。「演奏から適切な感情を引き出すことで、より深いレベルで繋がることを重視しています。」『Palms』は、2018年初頭にEpitaphと契約して以来、バンドにとって初のリリースとなる。このアルバムは、生々しい情熱と計算された強度が見事に調和しており、時代の移り変わりを反映したアルバムとしては稀有な偉業と言えるだろう。 「これらの曲の中には、かなり攻撃的なサウンドのものもありますが、特に今はお互いの意見が食い違っていることが多いので、決して誰かを非難しているようには感じさせないようにしたかったんです」とケンスルーは語る。このアプローチを通して、Thriceはリスナーに永続的な影響を与えたいという強い意志を表明している。