詳細: Toolの1992年のデビューアルバムのタイトルが示唆するように、彼らは宗教にあまり関心がない。しかし、他のテーマ、例えば恐怖(「Cold and Ugly」)、偽善的な道徳観(「Jerk-Off」)、非順応性(「Hush」)なども、同様にスポットライトを浴びている。『Opiate』は、ヘヴィでアグレッシブ、そしてシニカルな音楽(ただし、タイトル曲の後半はアシッドロックに近い)を集めた作品で、後期の作品(1993年の『Undertow』、1996年の『Aenima』)よりも明らかに短い曲構成となっている。彼らの最高傑作と言っても過言ではない『Undertow』ほど印象的ではないものの、『Opiate』には確かな魅力がある。