詳細： CD2枚組。1977年5月にリリースされた『Lights Out』は、バンドにとって最大のヒットアルバムとなり、全米チャートで23位を記録しました。マイケル・シェンカーがヘビーロック界で最もエキサイティングなギタリストとしての地位を確固たるものにし、ダニー・ペイロネルに代わってポール・レイモンドが加入するなど、メンバー構成も刷新されました。また、過去3枚のアルバムをプロデュースしたレオ・ライオンズに代わって、レッド・ツェッペリンでの活動で強い印象を残し、輝かしいコラボレーションの第一歩を踏み出したロン・ネヴィソンが加入しました。質の高いアルバムで、タイトルトラック「Lights Out」は、ディストピア的なロンドンの緊迫感あふれる描写を披露し、「警棒が突き刺さる…無秩序の匂い」が漂います。この曲は、ジョー・ストラマーがクラッシュのために「ホワイト・ライオット」を書いたのと同じきっかけとなった、1976年8月のノッティング・ヒル暴動にインスピレーションを受けたものです。アルバムの最後を飾るのは、アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリスが史上最高のお気に入り曲と評した「ラブ・トゥ・ラヴ」で、アルバムの最高傑作と言っても過言ではありません。伝説のエンジニア、アンディ・ピアースによってオリジナル・テープ・トランスファーから新たにリマスターされたこのアルバムは、音響的にこれまで以上に心を掴まれるものとなっています。この2枚組CDには、1977年4月2日にロンドンのラウンドハウスで行われた「ライト・アウト」ツアーの初公演の音源が収録されており、リチャード・ウィテカーによって新たにミックスされています。伝説のエンジニア、アンディ・ピアースによってリマスターとカッティングが行われた収録曲は、最初にリリースされたときと同じように緊迫感とスリリングさを放ちます。