カール・テオドール・ドライヤー監督による、吸血鬼を題材にしたホラー映画の最初期にして最高傑作の一つ。陰鬱で夢のようなスリラー。孤立した城に滞在する旅人が、次々と不気味でシュールな幻覚に襲われる。その幻覚には、まるでひとりでに動く影、鎌を振り回す人物、生き埋めにされるという恐ろしい夢などが含まれる。主演はジュリアン・ウェストとモーリス・シュルツ。