詳細： 2016年コレクション。イギリスのガールズポップにとって、1960年代のデッカはまさに金鉱だ。このレーベルのA&R陣はイギリス諸島の隅々まで嗅ぎ回り、ミッドランド地方の女子高生（ザ・オーキッド）、ロンドンのフォーククラブ常連（ダナ・ギレスピー、ビバリー）、元子役（エイドリアン・ポスター、サンドラ・バリー）、リバプール出身のガールグループ（ザ・ヴァーノンズ・ガールズ、ザ・サテン・ベルズ）、ソウルフルな北部出身者（エルキー・ブルックス、トゥルーリー・スミス）、スコットランド出身者（ルル、バリー・セント・ジョン）、人脈の広いチェルシー出身のガールズ（ルイーズ・コルデ、トゥインクル、マリアンヌ・フェイスフル）、マージービート志望者（ベリル・マースデン）、タレントショー優勝者（ビリー・デイヴィス、バビティ・ブルー、ジーン・マーティン）、さらにはアメリカ人の浮浪者（ゴールディ・アンド・ザ・ジンジャーブレッド）まで、様々なアーティストと契約を結んだ。デッカの女性アーティスト陣は、マイク・リアンダー、アンドリュー・ルーグ・オールダム、シェル・タルミー、チャールズ・ブラックウェル、トニー・ミーハンといった腕利きのプロデューサー、アレンジャー、作曲家の手に委ねられ、自家製やアメリカン・ソウル、フォークロック、ビート、ポップの安定した供給源となっていた。