詳細： 36曲収録の限定4枚組ビニールLP。1979年、ロンドン。パンクの瓦礫と灰の中から、新たな若者のカルトが誕生した。ボウイ、ロキシー・ミュージック、クラフトワークに深く影響を受けたこの新しい集団は、マスコミからニューロマンティック、あるいはフューチャリストと称され、パンクの古臭い主張である「本物」と「プロテスト」を捨て去り、華やかさ、メイク、ドレスアップ、そしてダンスを追求するようになった。彼らの拠点は、コヴェント・ガーデンの端にある小さなワインバー、ブリッツ・クラブだった。1979年から1980年にかけてそこで起こった出来事は、真に世界を変えることになる。このカルトの別名は？ブリッツ・キッズ。ブリッツは、必ずしも自覚的ではなかったが、次世代のイギリスのポップスターを生み出しつつあった。若き日のボーイ・ジョージがクロークを切り盛りし、ホスト兼ドアマンは後にヴィサージのフロントマンとなる若きスティーブ・ストレンジでした。スパンダー・バレエはここで初ライブを行い、夜によってはウルトラヴォックスのメンバーの隣で踊っていることもあるほどでした。そして、このクラブにはレジデントDJのラスティ・イーガンが丹念に作り上げた力強いサウンドトラックがありました。ラスティのセットには、イーノ、イギー、ルー・リードといったヒーローたち、クラフトワーク、テレックス、イエローといったヨーロッパのクールなエレクトロニック・ミュージックのパイオニアたち、ディスコのエレクトロニック・ミュージック（セラーニ、ホット・チョコレート、アマンダ・リア）、そしてヴァンゲリス、ジョルジオ・モロダー、バリー・デ・ヴォーゾンといった最先端の映画音楽が盛り込まれていました。ラスティは、イギリスの次世代ニューウェーブであるジャパン、ランドスケープ、ヒューマン・リーグ、ヴィサージ、ウルトラヴォックス、ファッド・ガジェットなどの初期のサウンドも網羅しています。彼のDJセットから徹底的に編集された「Rusty Egan Presents Blitzed!」は、1980年頃のクラブでの夜のサウンドを集めたものです。シーラ・ロック、ピーター・アシュワース、テリー・スミスによる現代写真で美しくまとめられたブックレットには、アレクシス・ペトリディスとラスティ自身によるライナーノーツも掲載されています。