詳細： 10年以上ノンストップでツアーを続けてきたオースティン出身のソングライティング・デュオ、ケルシー・ウィルソンとアレクサンダー・ベギンズは、ワイルド・チャイルドとしてのツアー活動をひっそりと終了した。異なるサウンドの方向性を模索していた二人は、ワイルド・チャイルドとして再びアルバムを作るかどうかさえ分からなかった。そんな時、まるで「世界の終わり」のような出来事が二人を再び結びつけた。パンデミックによるロックダウンでステージは閉鎖され、銀行口座は空っぽになった。あらゆるバックグラウンドを持つアーティストがインターネット上でライブを行う中、ワイルド・チャイルドも例外ではなかった。ウィルソンとベギンズは熱心なファンに向けたオンライン・パフォーマンス・シリーズに向けて練習を重ね、30分以内にワイルド・チャイルドの5枚目のアルバムとなる『エンド・オブ・ザ・ワールド』のファースト・シングルを作曲した。ミックスはマット・ペンス（ジェイソン・イズベル、エル・キング）が担当し、ギタリストのチャーリー・ワイルズ（ポール・コーゼン、ジョン・モアランド、オーヴィル・ペック）も参加した『エンド・オブ・ザ・ワールド』は、複合的な災害の中で芸術にカタルシスを見出す二人の姿を描いている。ウィルソンはこう説明する。「とにかく、自分が不安に思っていることを歌い始めたんだ。1年間マスクを着けていること。地球温暖化。暖房も水もない。最初はまるで哀歌みたいだった。でも最後には、みんなで叫んで笑っていた。『確かに、これは世界の終わりかもしれない。でも、今、みんな一緒に、リビングルームでキャンドルの灯りの下で音楽を奏でている。大丈夫だよ』ってね。」