Writhing Squares - Chart For The Solution (ビニールレコード)
商品番号:793420070905
通常価格$28.99
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詳細:フィラデルフィア出身のケビン・ニクルズ(サックス、フルート、シンセサイザー)とダニエル・プロヴェンザノ(ベース、ボーカル)によるデュオ、Writhing Squaresは、過去2枚のアルバムを通してサウンドの核となる部分を磨き上げてきました。最新作(そしてTrouble In Mindとしては2枚目)となる『Chart For The Solution』は、彼らの魅力がぎっしり詰まったダブルアルバムです。酔わせるようなプログレッシブでサイケデリックなスペースロックとミニマルなシンセが融合したサウンドに、MacKay/Chance風のブラスと木管楽器の響きがアクセントとなり、心を揺さぶります。『Chart For The Solution』の4面を通して、ニクルズとプロヴェンザノは拡張されたフォーマットを活かし、独自のグルーヴを紡ぎ出しています。オープニング曲「Rogue Moon」の容赦ないシンセの鼓動から、「Geisterwaltz」のアグレッシブな鼓動、そして四つ打ちの「Ganymede」の叫びまで、The Squaresは疲れた耳に容赦なく語りかけてくる。「The Abyss Is Never Brighter」「A Chorus of Electrons」「The Library」の3曲で束の間の(そして少しだけ)穏やかな休息を挟んだ後、バンドは「NFU」の不協和音(フィラデルフィアの伝説的人物「ハーモニカ」ダン・バルサーがハープで力強く連打する)で激しさを増し、アルバムの核となる3面収録曲「The Pillar」へと繋がる。これは19分近くにも及ぶ壮大な組曲で、聴く者をブラックホールの口へと突き落とし、そして向こう側へと突き落とす。サイド4は「チャート・フォー・ザ・ソリューション」の最後を飾る。「ノース・サイド・オブ・ザ・スカイ」のしなやかな足踏みから始まり、「レザレクト・デッド・オン・プラネット・ホワットエヴァー」の不穏で宇宙的な葬送歌へと繋がる。アルバムの最後を飾る「エピローグ」は、ニクルズのサックスがプロヴェンザノのベースの鼓動を囲み、まるで「ファンハウス」の咆哮する無秩序を異星人のように解釈しているかのようだ。
ジョン・シューメーカーの生ドラムとアレックス・ワードのオルガンが加わり、さらに力強いサウンドに仕上がっている。バンド自身によるレコーディングに加え、2015年から今年初めにかけての音源も使用した「Chart For The Solution」は、まさにZONE(ゾーン)であり、昨年の汚れを洗い流す完璧な聴覚洗浄剤と言えるだろう。