詳細： 2枚組LPレコード。（不）服従の美学のために。リチャード・シーガルと彼のカンパニー「バレエ・オブ・ディファレンス」が2022年9月の日本訪問で得た印象が、フルレングスのダンスナイトに凝縮されています。シーガルと彼のチームは、「日本の精密歩行」としても知られる集団歩行を学ぶために東京へ向かいました。厳密に同期した集団振り付けは、その過激な厳しさに驚かされ、独特の繊細なユーモアも相まって、YouTubeで密かにヒットしています。シーガルは、身体を極限まで鍛え上げるという行為に、クラシックバレエの訓練との類似性を見出しています。これらの動きの文化を相互に交流することで、個人と集団の思考、個人の意思決定力と社会的な責任について、疑問が提起されます。この特別なプロジェクトのために、リチャード・シーガルは特別ゲストとしてナザレ・パナデロを招聘しました。ピナ・バウシュの長年のパートナーであり、ヴッパータール・ダンスシアターの象徴的存在となったパナデロは、BoDアンサンブルと共に舞台に登場します。一方、『Hybrid III』は日本の能楽に着想を得ており、音楽におけるルールの否定をテーマとしています。『Hybrid III』は前2枚のアルバムの延長線上にあり、リズミカルな楽曲とビートレスな楽曲を織り交ぜた、ホリスティックな作品となっています。