詳細：キナン・アズメは、現代を代表する傑出したソリスト兼作曲家です。ニューヨーク・タイムズ紙では「非常にソウルフル」かつ「名手」、ニューヨーカー誌では「魅惑的」と称賛され、2019年にはオーパス・クラシック賞を受賞したクラリネット奏者兼作曲家のキナン・アズメは、CBCが「信じられないほど豊かな音色」と評した、多様な音楽ジャンルを網羅する独特の作曲センスで国際的な評価を得ています。シリアのダマスカス出身のキナン・アズメは、ソリスト、作曲家、即興演奏家として、世界各地で活躍しています。パリのオペラ・バスティーユ、モスクワのチャイコフスキー・グランド・ホール、ニューヨークのカーネギー・ホールおよび国連総会、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、ブエノスアイレスのテアトロ・コロン、ベルリンのフィルハーモニー、ワシントンD.C.のアメリカ議会図書館、ケネディ・センターなどでの演奏が目立ちます。キナンは、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ハンブルクのエルプフィルハーモニー管弦楽団、そして故郷シリアのダマスカス歌劇場のオープニングコンサートに出演。ソリストとしてニューヨーク・フィルハーモニック、シアトル交響楽団、バイエルン放送交響楽団、デュッセルドルフ交響楽団、ウェスト＝イースタン・ディヴァン管弦楽団、カタール・フィルハーモニー管弦楽団、シリア交響楽団など多くのオーケストラに出演し、ヨーヨー・マ、ダニエル・バレンボイム、マルセル・カリフ、ジョン・マクラフリン、フランソワ・ラバット・アイヌール、ジーヴァン・ガスパリアンといった音楽界の巨匠たちと共演してきた。『FLOW』では、キナンの楽曲を、伝説のNDRビッグバンドによる素晴らしいヴォルフ・ケルシェクのアレンジでお届けする。このレコーディングは、2020年の最初のロックダウン後に行われた最初のスタジオレコーディングの一つであり、その後ハンブルクのエルプフィルハーモニーで2回のコンサートが成功を収めた。