詳細：ブルックリンを拠点とするミュージシャン兼プロデューサー、バリー・リンゼイ（通称バリー）は、型破りなポップミュージックを生み出すことに情熱を注いでいます。彼女はLogicで曲作りと調整に日々を費やし、膨大なフォルダやハードドライブに作品を蓄積しています。セカンドアルバム『Barbara』の選曲にあたっては、16曲に絞り込みました。アルバムが完成していくにつれ、2つのプロジェクトに分かれることが明らかになりました。1つ目は『Barbara』で、親の死、新しいパートナーへの愛、そして自分自身のアイデンティティを見つけるといった感情豊かな楽曲を集めた作品です。残りの5曲は、より明るく即興的な内容で、『5K』という新しいプロジェクトにまとめられました。 熱心なランナーであるバリーは、このEPをマラソンにちなんで名付けました。その名にふさわしいリードシングル「Races」は、独特の12/8拍子で奏でられるシンセポップで、力強いドラムキットと軽快なキーリフが特徴的です。「Nocturne Interlude」は「Barbara」と「5K」をつなぐ役割を果たし、ダークなブラス風シンセの中、心に残るメロディーが響き渡ります。後半のハイライト「Ghost World」は、歪んだギターリフとクラシックなドラムパターンが、90年代の忘れられたラジオのB面を彷彿とさせます。この曲はバリー自身がギター、ベース、キーボード、ドラムキットを担当し、バンドメンバーとして全曲をレコーディングしました。多くの人は5kmランを終える前にこのEPを最初から最後まで聴き終えてしまうでしょうが、この短くも美しく、メロディックなEPは、何度も繰り返し聴きたくなるでしょう。 「5K」では、バリーはアーティストとしての多才さを披露し、デビュー LP「Happy To Be Here」と次のアルバム「Barbara」のサウンドを繋げています。