詳細： 2008年4月11日にボンで録音されたロックパラスト・コンサートは、ブルー・チアーの揺るぎないステージパワーを今更ながら証明するものだ。デビューアルバムに収録されたモーズ・アリソンの「パーチメント・ファーム」のソウルフルなブルースカバー、セカンドアルバム『アウトサイドインサイド』に収録されたアルバート・キングの名曲「ザ・ハンター」、そして「ホワット・ダズント・キル・ユー…」（「アイム・ゴナ・ゲット・トゥ・ユー」「ローリン・デム・ボーンズ」）といった、耳をつんざくような最新曲、そしてもちろん「サマータイム・ブルース」で締めくくられるブルー・チアーは、轟く三人組として輝きを放っている。この録音は歴史的なものだ。なぜなら、そのわずか1年半後の2009年10月12日、ディッキー・ピーターソンが第二の故郷ドイツで癌のため63歳で亡くなり、ブルー・チアーは終焉を迎えたからだ。しかし、彼らの耳をつんざくような証言は、これからも長く語り継がれるだろう。