詳細:アメリカのジャズ・テナー・サックス奏者ブッカー・アーヴィンの1961年のデビュー・アルバムの傑作のアナログレコード再発。ブッカー・アーヴィンはジャズ界最大の「もしも」の一人で、音響実験の波に乗ろうとしていた矢先、39歳の若さで腎臓病のためこの世を去った。彼はブルースが心の奥底から湧き出るかのように演奏するテナーで、フィールド・ホラーからビバップと同じくらい影響を受けていた。彼はコルトレーンと比較されることもあったが (コルトレーンも似たような演奏方法が多かった)、ブルースの演奏方法は異なっていた。『The Book Cooks』はアーヴィンがほぼ完成された状態でソロ・シーンに登場したことを示している。60年代後半に彼は変化していくが、このLPは彼のバンド・リーダーとしてのキャリア初期のロードマップとなった。