詳細:チリの名ピアニスト、クラウディオ・アラウ (1903-1991) は、史上最も偉大で、最も多くの録音を残したピアニストの一人でした。その音楽的才能は幼い頃から認められ、5歳で初リサイタルを行いました。8歳の時、チリ政府からベルリンへの留学助成金が支給され、ヴァルデマール・ルッチとマルティン・クラウゼのもとで学びました。マルティン・クラウゼはフランツ・リストの弟子で、アラウの教えと影響は大きく影響しました。アラウの青年期のキャリアはドイツで開花し、1914年にベルリンで正式にデビューした後、ドイツとスカンジナビア諸国を演奏旅行しました。1920年には2度目のリスト賞を受賞しました。同年、指揮者カール・ムックの指揮のもとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にデビューしました。また、1920年にはロンドン・デビューを果たしました。1923年と1924年には渡米しました。 1926年、アラウはベルリン・シュテルン音楽院に戻り、ピアノ教授に就任、1940年までその職を務めた。1927年、ジュネーヴ国際ピアニストコンクールで優勝。1941年にはアメリカに戻り、カーネギーホールでリサイタルを開催して絶賛を浴び、アメリカでのキャリアを実質的に再始動させた。 ドレミは、クラウディオ・アラウによるショパンとリストの2つのコンサートをここにご紹介いたします。1つはデンマーク放送管弦楽団との共演によるコペンハーゲンでの2つの協奏曲、もう1つはリストのロ短調ソナタを含む1972年9月のヘルシンキ音楽祭でのリサイタルです。