詳細：ラッパー、シンガー、ライター、学者、そして多才な博識家として知られるデッサは、NPRから「国の至宝」と称賛され、5年ぶりのソロ・フルアルバム『Bury the Lede』を2023年9月29日にDoomtree Recordsよりリリースする。強烈なラップのヴァース、キャッチーで力強いポップ・フック、そしてメランコリックなトラックが数曲収録された全11曲のアルバムだ。人類学と心理学に造詣が深く、2018年のアルバム『Chime』は神経科学にインスパイアされた作品であるデッサは、『Bury the Lede』を人間の本質と死の運命を探る作品として構想した。快楽追求と損失回避という人類を特徴づける性質を考察するこのアルバムは、ライムを効かせたカミュ風の人生観を体現している。 「地平線に迫る脅威が迫る中でも、ある程度の快楽主義に耽ることをテーマにしている…生き残ることは、せいぜい不確定なものだ。だから、傘付きのカクテルでも飲んだ方がいいかもしれない」とデッサは語る。ニューアルバムは過去の作品よりも光に傾倒しており、軽快で奔放な瞬間が多く、よりダンサブルだが、それでもデッサのリリカルなスタイル、作家性、多層性、そして緻密さが色濃く表れている。長年のコラボレーターであり友人でもあるLazerbeak（ドゥームツリー、リッツォ）とAndy Thompson（テイラー・スウィフト、ダン・ウィルソン）がエグゼクティブ・プロデューサーを務めた『Bury the Lede』は、デッサと仲間たちがインディーロック、ソウル、そしてスウェーデンポップの影響を受けたラップで、他のアーティストの作品とは思えないアルバムに仕上がっている。そして、幅広い影響を受けているにもかかわらず、本作はデッサのこれまでの作品の中で最もまとまりのあるアルバムの一つでもある。