詳細:ジョン・パリッシュがプロデュースした2枚のスタジオアルバム『New Long Leg』（2021年）と『Stumpwork』（2022年）という高い評価を得た作品に続き、サウスロンドンのDry Cleaningは、これまでの道のりを振り返り、ルーツに敬意を表して最初の2枚のEPをリリースした。今回、これらのEPはオリジナルのアートワークと歌詞シートを収録した1枚のレコードとしてリマスター、再発されている。ギタリストのトム・ダウズ、ドラマーのニック・バクストン、ベーシストのルイス・メイナードは長年の友人であり、音楽のコラボレーターでもあったが、2017年に共通の友人であるビジュアルアーティスト、写真研究者、そしてデッサン講師のフローレンス・ショウをバンドに招いた。The Feelies、The Necessaries、The B52s、そしてPylonから明確な音楽的影響を受け、リハーサルを行う小さなガレージスペースという制約の中で、Dry Cleaningはシンプルな音楽、つまり余計なものを一切削ぎ落とした直接的で単純な音楽を作ることにこだわった。 2018年3月、このグループはプロデューサーのクリスチャン・クレイグ・ロビンソンと共に、6曲入りのデビューEP『Sweet Princess』を1日でレコーディングした。2か月後、彼らは初のライブを行い、8月にEPをリリースした。『Sweet Princess』はスリリングなデビュー作で、目まぐるしく落ち着きのないインストゥルメンタルと、ウィットに富んだ観察と社会批評を風刺的にコラージュしたショーの皮肉なボーカルが特徴的だ。その2か月後には、さらに6曲を収録したEP『Boundary Road Snacks and Drinks』がリリースされた。これは、メイナードの実家にあるバンドのリハーサルスペースと、セッションの合間に4人の友人たちの支えとなっていた彼の母スーザンに敬意を表して名付けられた。「Sit Down Meal」や「Viking Hair」などのシングル曲を収録した『Boundary』は、『Sweet Princess』の強力なパートナーとなっている。バンドには似たような抑圧されたエネルギーが宿っているが、それは彼らが同じ環境で育ったこと、そしてその環境がバンドの形成期に多大な影響を与えたことを考えると、驚くべきことではない。A1. Dog Proposal A2. Viking Hair A3. Spoils A4. Jam After School A5. Sombre One A6. Sit Down Meal B1. Goodnight B2. New Job B3. Magic of Meghan B4. Traditional Fish B5. Phone Scam B6. Conversation