詳細: 1960年1月から10月にかけて録音され、1961年にチェス・レコード傘下のアルゴ・レコードからリリースされた『アット・ラスト』は、エタ・ジェイムスのデビュー・スタジオ・アルバムです。彼女はすでにR&Bチャートでヒット・シングルを次々と発表し名を馳せており、デビューLPにはそのうち4曲が収録されています。ヒット曲の数々が印象的だったのはもちろんですが、『アット・ラスト』が他のアルバムとは一線を画しているのは、ブルースやジャズなどほとんどの音楽ジャンルを難なくカバーする、その多様性にあります。エタ・ジェイムスのようなベテラン・パフォーマーならではの、欠点のない演奏がどの曲にも見られます。『アット・ラスト』は今でもその人気を保っており、歴代アルバム・トップ500に定期的にノミネートされ、リストに含まれています。