詳細：オレンジマーブルのビニール盤。*ジャズとロックが融合した傑作『セカンド・タイム・アラウンド』は、R&Bシングル2曲をトップ20に送り込んだだけでなく、エタ・ジェイムスをポップ・チャートに3つのシングルで押し上げた。強烈なリード曲「ドント・クライ・ベイビー」、スロー・バーンの「フール・ザット・アイ・アム」、そして激しいスウィングと痛烈な「セブン・デイ・フール」だ。このアルバムの真価は、この2つのスタイルの対比にある。感情を露わにするバラードと、全力でロックするナンバーが隣り合わせに並んでいる。デビュー作と同様に、この続編もフィル・チェスとレナード・チェスがプロデュースし、オーケストラのバックコーラスを加えることで、フランク・シナトラやレイ・チャールズの最高傑作にも劣らない壮大なサウンドを生み出した。ジェイムスの声は、同じ曲の中で天使のような声から悪魔のようなしゃがれ声まで自在に変化し、その独特なコンビネーションこそが、彼女を音楽界の象徴であるだけでなく、史上最高のボーカル・インタプリターの一人にしているのです。エタ・ジェイムスの初期の力強さとスタイルを垣間見るこの曲を聴くと、まさに伝説の誕生の瞬間を体感できるでしょう。そして、エタ・ジェイムスがなぜ幾度となく、史上最も称賛される歌手の一人であるだけでなく、グラミー賞を3度受賞し、ロックンロール、グラミー、ブルースの3つの音楽の殿堂入りを果たしたのか、その理由が分かります。これこそが伝説です。さあ、聴きましょう！絶対に損はしません。