詳細： 「リュートの至高の詩人」（グラモフォン誌）と称されるホプキンソン・スミスは、16世紀初頭のイタリアにおけるリュート文化の隆盛を目の当たりにしたダルツァとスピナチーノの、繊細で親密な対話を紡ぎ出します。40年以上にわたり精力的に開拓を続け、最古の楽譜を熱心に探し求め、しばしば難解な写本を修復してきたホプキンソン・スミスは、自らの楽器の膨大なレパートリーの探求と復活に全力を尽くします。この録音では、膨大な歴史的知識と深い直感への信頼に支えられた彼の芸術が、リュートのために印刷された最初の楽譜や、この楽器に関する最初の資料のいくつかを検証します。マルチェット・カーラの中央曲を中心に構成された完全に左右対称のプログラムで、スイス系アメリカ人のリュート奏者は、ジョアン・アンブロジオ・ダルザの大衆舞踊からインスピレーションを得た曲と、1507年と1508年にヴェネツィアで出版されたタブ譜集から選ばれたフランチェスコ・スピナチーノの自由形式のリチェルカーリを織り交ぜています。