詳細： 2016年リリース、イギリスを代表するロックギタリスト、ベックによる6年ぶりのスタジオアルバム。『Loud Hailer』は、流れるようなフレットワークと時事的な歌詞を融合させ、権力への愛から愛の力まで、あらゆるテーマについて力強いメッセージを発信しています。メガホンの別名でもある『Loud Hailer』は、率直に自分の考えを語るこのアルバムにふさわしいタイトルです。ロックの殿堂入りを2度果たしたベックは、「今の世界で起こっている嫌な出来事について、本当にメッセージを伝えたかったんです。集会でこの大音量の装置を使って自分の意見を叫ぶというアイデアが気に入ったんです」と説明しています。『Loud Hailer』の11曲の作曲にあたり、ベックはロンドン出身の2人の若くて気骨のある女性、シンガーのロージー・ボーンズとギタリストのカーメン・ヴァンデンバーグを起用しました。ベックは、ロージーとカーメンとも仕事をしているフィリッポ・チマッティと共に『Loud Hailer』をプロデュースしました。アルバムには、中心メンバーのトリオに加え、チマッティが抜擢したドラマーのダヴィデ・ソラッツィとベーシストのジョヴァンニ・パロッティが参加しています。ボーンズは『Loud Hailer』収録の11曲のうち9曲で力強い歌声を披露し、さらにベックを象徴する2曲のインストゥルメンタル曲がアルバムを締めくくっています。