詳細：ビニールLPプレス。2020年発売。Nonesuch Recordsからのデビュー作『Over That Road I'm Bound』で、ソングライター兼マルチインストゥルメンタリストのジョアキム・クーダーは、カントリーミュージックの創始者でありバンジョー奏者でもあるアンクル・デイブ・メイコンの率直な歌を出発点として、彼が選んだ楽器、エレクトリック・ムビラ（アフリカの親指ピアノのバリエーション）に合わせて歌詞やメロディーをアレンジしています。クーダーはメイコンの膨大なカタログから曲を選び、彼のバンドとスペシャルゲストと共にレコーディングしました。ライ・クーダー（バンジョー、ギター、ベース、バックボーカル）、レイナ・ゲラート（フィドル）、ジュリエット・コマジェール（バックボーカル）、サム・ゲンデル（ベース）、グレン・パチャ（ピアノ、ポンプオルガン）、アミール・ヤグマイ（ヤリタンブール）、ダン・ゲラート（バンジョー、フィドル）、ヴュー・ファルカ・トゥーレ（ギター）です。メイコンは、ジミー・ロジャースと並んで、アメリカ音楽の進化において重要な人物と言えるでしょう。ケン・バーンズの最近のカントリー・ドキュメンタリーシリーズによって、彼の地位は確固たるものとなりました。20世紀初頭、テネシー州出身のメイコンは大スターであり、グランド・オール・オプリの初期レギュラーの一人でした。1870年に生まれたメイコンは、19世紀後半の音楽をレパートリーとして確立し、20世紀初頭の人々に蘇らせました。ミンストレル・ショーやヴォードヴィルの楽曲、フォークソング、そしてスピリチュアルなど、黒人と白人の同時代人から学んだ音楽をレパートリーに加えたのです。