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ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズのデビューアルバム。アメリカでのシングル曲「ニューイングランド」と「ヒア・カム・ザ・マーシャン・マーシャンズ」を収録。

ジョナサン・リッチマンは1970年、ボストンでジェリー・ハリソン（トーキング・ヘッズ）、アーニー・ブルックス、デヴィッド・ロビンソン（ザ・カーズ）と共にザ・モダン・ラヴァーズを結成した。バンドはまずジョン・ケイル（ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド）と、後にプロデューサーのキム・フォーリーと一連のデモを録音した。どちらのデモも最終的にリリースされたが、それはバンドが解散した後のことだった。

1975年、ジョナサンはカリフォルニアへ移住し、ベザークリー・レコードとレコーディング契約を結んだ。1976年までに、彼はザ・モダン・ラヴァーズの新体制を結成した。このメンバーには、オリジナル・バンドから残留したデヴィッド・ロビンソンに加え、リロイ・ラドクリフとグレッグ・“カーリー”・ケラネン（ザ・ルビヌーズ）が加わった。セルフタイトルのアルバムは、よりアコースティックでハーモニーを重視した楽曲を求めるリッチマンの願いを叶えた。しかし残念なことに、バンドのデビュー・アルバムのリリースとほぼ同時に、主にケイルのデモ・セッションから生まれた初期のデモ音源がリリースされ、ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズは「パブロ・ピカソ」、「ロードランナー」、そして彼らの（今では名曲となっている）デビュー作の影に隠れてしまった。セルフタイトルのデビュー・アルバムのリリースから間もなく、ロビンソンはザ・カーズに加入するためにバンドを脱退した。

新しいドラマーを必要としていたバンドは、D・シャープ（後にカーラ・ブレイ・バンドのメンバーとなる）を迎え、この新しいラインナップで『ロックンロール・ウィズ・ザ・モダン・ラヴァーズ』をレコーディングしました。1977年にリリースされたこのアルバムは、「エジプシャン・レゲエ」が全英シングルチャートで5位にランクインするなど、ヨーロッパで成功を収めました。グレイル・マーカスはこれを「今年聴いた中で最も純粋なロックンロール・アルバム」と評しました。しかし、メンバーの入れ替わりが続く中、ケラネンがバンドを脱退。1977年には、新ベーシスト、エイサ・ブレブナーを迎えて『モダン・ラヴァーズ 'ライブ'』がリリースされました。

アメリカではジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズの魔法に気づかなかったかもしれないが、イギリスでは確実にその魅力にとりつかれた。ハマースミス・オデオンで録音された『Live』では、ジョナサンとザ・モダン・ラヴァーズが、熱狂的な観客を前に、デビュー2作の名曲を披露。セットリストには、最近イギリスでトップ5にランクインしたシングル「Egyptian Reggae」に加え、ザ・モダン・ラヴァーズの過去の作品からの曲、そして「Ice Cream Man」の8分バージョンも含まれていた。

1979年の『Back In Your Life』は『The Modern Lovers』のオリジナル版の終焉を告げるもので、リリース後数年間ジョナサンが音楽界から身を引いたことでベザークリー時代は幕を閉じた。

バック・イン・ユア・ライフ / ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズ