詳細： LP + CD。KÄRBHOLZは、過去10年間で最も成功したドイツ語圏のロックバンドの一つです。2003年の結成以来、ケルン近郊の静かな小さな町ルッピヒテロト出身の4人組は、着実に人気を高めてきました。その当然の帰結として、近年はチャート上位をコンスタントに獲得しています。2015年にMetalville Recordsに移籍し、アルバム「Karma」をリリースすると、7位でドイツチャートに初ランクイン。2017年にリリースされたLP「Überdosis Leben」では、ドイツの公式チャートで首位をわずかに逃しましたが、2位を獲得しました。続く2019年にリリースされたアルバム「Herz & Verstand」は3位にランクインしました。Kärbholzの音楽は、ロック、パンク、インディーズから影響を受けています。ミュージシャン自身だけでなく、ファンも彼らのサウンドを「フルスロットル・ロックンロール」と呼んでいます。長年にわたり、バンドはエキサイティングなライブアクトとしても高い評価を得てきました。ストレートでカリスマ性があり、感情豊かな生々しいサウンドは幅広い聴衆を魅了し、母国でのツアーは定期的にソールドアウトとなっています。2006年からは、Kärbholzは「Heimspiel（ホームゲーム）」と呼ばれる独自の野外フェスティバルを開催しています。50人のファンや友人から始まったこのイベントは、時を経て、数千人の観客を動員する全国的に知られる2日間のイベントへと成長しました。「Kontra（対位法）」に収録された新曲では、前作のメランコリーが、ポジティブな出発の雰囲気へと変化しています。より野性的で、リフはより重く、よりラウドになっています。同時に、パンク要素がより自由に表現されていた初期アルバムへの回帰も垣間見られます。新作アルバムにおいて、Kärbholzは音楽的な大きな変化を求めるのではなく、過去15年間のバンドの歴史のエッセンスを抽出し、それをすべての曲に注ぎ込むことを試みました。 「Niemals Fallen」のような曲はファーストアルバムからの引用と言えるでしょう。一方、「Rückenwind」はアルバム「Rastlos」の雰囲気を彷彿とさせ、「Schlaflos」や「Ewig Leben」といった曲は、アルバム「Überdosis Leben」を経て現在へと繋がっています。しかしもちろん、「Kontra」には新たなアクセントも加えられています。アイルランド・フォークパンクの「Red Wine」から、ギタリストAdrian Kühnが歌うアルバムの終着点「Voran」まで。そして、ベルギーのハードコアバンドNASTYのボーカルMatthiが強烈なラインで参加しているクロスオーバー・ナンバー「Leben und Tod」も、Kontraにふさわしい位置を獲得しています。「Kontra」は、バンドのキャリアにおける新たなマイルストーンとなるでしょう。