詳細： 1970年代初頭、ボルチモアで開催されたタレントショーで音楽プロモーターのポール・カイザーに見出されたボルチモア出身の5人の若者は、ジャクソン5に感銘を受け、ジミー・ブリスコー＆ザ・リトル・ビーバーズと名乗り、世間に強い印象を与えました。1971年からアトランティック・レコード、その後ブッダ・レコード傘下のパイ・カッパからシングルを数枚リリースしました。続いてリリースされたフルアルバム「マイ・エボニー・プリンセス」は、1974年にビルボード誌で「ベスト・アルバム・ピック」に選ばれました。洗練されたボーカルハーモニーは他のグループとは一線を画していましたが、流通網が不足していたため、世間ではあまり知られていませんでした。当初のメンバーは、ジミー・ブリスコー、スタンフォード・スタンズベリー、ケビン・バーンズ、モーリス・プーリー、ロバート・メイキンズでした。1977年にメイキンズに代わってボビー・フィンチが加入し、バンド名から「リトル」を外してジミー・ブリスコー＆ザ・ビーバーズとなりました。時代の流れに合わせて変化を遂げたこのグループは、70年代後半に冒険的なディスコスタイルのアルバムをいくつかリリースしましたが、存続に不可欠な適切な流通網を見つけることができず、最終的に解散しました。今回デジタル配信で初めて登場するのは、批評家から絶賛された1974年のフルアルバム「マイ・エボニー・プリンセス」です。全曲が新たにリマスターされています。