詳細：シカゴ屈指のフリーロックトリオと、ドン・チェリーからペーター・ブロッツマン、リー・ペリーまで、様々なアーティストと共演してきた伝説のパーカッショニスト、ハミド・ドレイクによる、鮮やかで刺激的、そして少々意外なコラボレーション。このコラボレーションは、共通の友人であるマット・ジャコウィアクが、二人のサウンドを融合させることで、恍惚とした爆発的なサウンドを生み出すかもしれないと考えたことがきっかけとなった。コンステレーションでの共演を経て、この思いは二人の間に芽生えた。マコ・シカの楽曲と即興演奏を織り交ぜたセットは、参加者を予想外の境地へと誘い、この旅は大成功と評された。『Ronda』は、ハミドの多忙なスケジュールに合わせて2回のセッションで制作された。1回目はダグラス・マローンが指揮を執るジャムデックで、2回目はテイラー・ヘイルズが指揮するエレクトリカル・オーディオで行われた。エレクトリカル・オーディオでのセッションでは、演奏者たちは多くの楽器を追加で使用できたため、「Dance With Waves」と「Emanation」のサウンドパレットは、普段よりも幅広く、よりコズミックなものとなっている。しかし、アルバム全体に、並外れたサウンドの深みと幅が感じられます。マコ・シカが長年セットリストに組み入れてきた「The Old Book」のような名曲でさえ、ここでは全く新しい次元の異質性を獲得し、「The Wu Wei」のようなカルテットによる即興演奏をベースとした楽曲は、バンドにとって新たなワイルドな領域を開拓しています。「Ronda」（深い峡谷に架かる18世紀の有名な橋があるスペイン南部の町にちなんで名付けられた）は、マコ・シカとハミッド・ドレイクという全く異なる音楽世界を繋ぐ最初の橋です。これが、これから続く多くの作品の始まりとなることを願います。 -バイロン・コーリー、2018年限定500枚