詳細：カナダのフォークデュオ、ママズ・ブロークは、過去7年間、ほぼ常に移り変わりの激しい状態にありながら、大西洋を横断するツアーを精力的に行ってきた。彼らは、国境を越えたダークで激しいフォークサウンドを、主要なフェスティバルやDIYパンクハウスに持ち込み、東カナダの海辺の故郷から、はるかアイルランドやインドネシアに至るまで、様々な伝統を吸収してきた。このデュオの「動く芸術」的アプローチが最も顕著に表れているのは、待望のセカンドアルバム『Narrow Line』だ。それは、特定の場所からではなく、国境を越えた豊かな影響の融合によって織り込まれたサウンドだ。『Narrow Line』に収録された11曲は、緊密なハーモニーのデュエット、堂々としたボーカル、そして生と死を含む人生のサイクルへの痛切な思索によって、深く掘り下げられている。アメリカーナの香りが、東欧のフィドルの旋律や古代のアカペラバラードの歌声の影と隣り合わせに漂い、異例なほどに親しみやすいダークフォークサウンドへと溶け合っている。「Narrow Line」をじっくりと聴くと、現実であれ想像であれ、儚い場所の感覚が呼び起こされ、定住するかどうかに関わらず、人生の無限の可能性に安らぎを見出すよう誘われる。