詳細：ペギー・リーは1955年、キャリアのあらゆる面で絶好調でした。ボーカリストとしても絶頂期を迎えていました。『ピート・ケリーのブルース』（彼女の最高傑作）と『わんわん物語』（6曲の共作と4人の登場人物の声を担当）がリリースされる予定でした。同年、彼女はワールド・プログラム・サービスのために49曲のラジオ・トランスクリプションを録音しました。これらの録音は一般公開されませんでしたが、ラジオ局が予期せぬ時間を確保するために使用しました。この曲は、当時のデッカ・レコードの多くの録音よりもジャズ色が強いです。リーの冷静でありながら内なる熱を帯びた歌声には、ピアニストのジーン・ディノヴィ、ギタリストのビル・ピットマン、ベースにボブ・ウィットロックまたはドン・プレル、ドラムにラリー・バンカー、コンガにラモン・“レイ”・リベラ、ハープにステラ・カステルッチ、トランペットにピート・カンドーリといった、度々コラボレーションするアーティストたちが加わっています。このシリーズは、1955年の録音の中から選りすぐりの音源を集めたもので、第1巻には14曲が収録されています。これらの録音は、Infrasonic Mastering社でアナログレコード用にマスタリングされ、Furnace Record Pressing社でカラーアナログレコードとしてプレスされ、RSD限定で発売されました。