詳細：デラックスCD + DVDエディション。「クラシック・アルバム」という言葉は、過度の使用によってやや価値が下がってきたが、もしその言葉にふさわしいアルバムがあるとすれば、それはロバート・フリップの1979年のソロ・デビュー・アルバム『エクスポージャー』だろう。1977年7月、デヴィッド・ボウイとブライアン・イーノからの招待を受け、フリップはデヴィッド・ボウイの黄金期の1977年セカンド・アルバム『ヒーローズ』にリード・ギタリストとして参加。これはフリップがフルタイム・ミュージシャンとして復帰したことを示すものだった。このセッションに先立ち、ダリル・ホール、ピーター・ガブリエル、ザ・ロッシュズ、ブロンディらとの仕事（デビー・ハリーが歌う「アイ・フィール・ラブ」がアルバムに収録される予定だったが、結局録音されなかった）が続いた。ニューヨークのレコード・プラントで録音された『エクスポージャー』は、当初、ダリル・ホールの『セイクリッド・ソングス』、ピーター・ガブリエルのセカンド・ソロ・アルバム（いずれもフリップがプロデュース）と共に三部作の一部として構想されていた。 『エクスポージャー』は、RCAがホールのアルバム（1980年まで未発表のまま）の発売を延期したことと、当時のマネージャーがアルバムから彼のボーカルの一部を削除するよう強く求めたことにより、1978年の発売予定から延期された。1979年にようやくリリースされたアルバムは、歌、歌手、インストゥルメンタル、会話の断片、オーディオ・ヴェリテのサウンドコラージュが織り交ぜられ、自伝的／日記的なアプローチで繋がれており、初期のキング・クリムゾン時代（1969年から1974年）とは全く異なるミュージシャン像を提示していた。