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このアルバムは、まさに現代のゾンビーズが作るべき作品と言えるでしょう。1960年代に彼らを際立たせたヴィンテージ感を備えつつも、現代的なサウンドは、ソングライターとしてもミュージシャンとしても成長を続ける彼らの軌跡を反映しています。全10曲中9曲はロッド・アージェントが作曲し、エンディング曲「The Sun Will Rise Again」はコリン・ブランストンが手掛けています。ロッドはエンジニアのデール・ハンソンと共にアルバムをプロデュースし、3曲で小規模なストリングス・アンサンブルを演奏しています。ロッドは2曲（「Different Game」と「You Could Be My Love」）のストリングス・アレンジを担当し、3曲目（「I Want to Fly」）はクリス・ガニング（コリンの1971年のデビュー・ソロ・アルバム『One Year』の伝説的なストリングス・アレンジを手掛けた人物）が担当しています。

バンドはこのアルバムの制作を2019年、ロックの殿堂入り直後から開始しましたが、パンデミックの影響で延期されました。彼らは（1960年代のように）スタジオで一緒にレコーディングし、ライブバンドの演奏を収録することを強く望んでいたため、リモートでの制作には乗り気ではありませんでした。

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