詳細：バニー・リーは70年代に、驚くほど一貫性のある膨大な量の音楽をレコーディングしました。このコンピレーションには、レア曲や未発表曲が集められており、リスナーは典型的なレコーディング・セッションの中心にいるような感覚を味わえます。フェイドスタートやスタジオでの掛け合いも収録されています。リンヴァル・トンプソンは2曲の未発表曲で代表され、「Tommy's Vibration」の前奏にも収録されています。「Ethiopian Rock」はまさに熱狂的なサウンドで、バニーに説得されて歌手に転向し、バリー・ブラウンに改名する前のDJジャー・スマイルが唯一レコーディングした曲です。健全な競争心を持っていたバニーは、ヒットしそうな曲ではいろいろなシンガーを試していた。そのため、ロニー・デイヴィスによるジョニー・クラークの「Every Knee Shall Bow」のソウルフルなカバー、ジョニーによるホレス・アンディの「Better Collie」、ジョニーとホレスがボーカルをシェアした「No Man Is An Island」などがあり、これらはすべて今まで未発表だった。「No Babylon Shall Escape In This Time」では、ジョニーの「None Shall Escape The Judgement」のオリジナル・バージョンにジョニー・クラークと「ボンゴ」・ハーマン・デイヴィスが重ねて録音されている。「Life Of My Own」は、バニーも、さまざまな専門家の耳でも特定できなかったシンガーによる美しく構成された哀歌で、バニーの示唆で、そのシンガーは「The Raver」としてクレジットされている。「War Zone」や「Keep On Running」は、他の場所でさらにエフェクトがかけられたタビーのミックスの例である。サウンドシステムや海外のレコードレーベルは、既存のミックスから独自のスペシャル盤を制作するために、時折この手法を用いていました。「Jamaican Fruit Of African Roots」は最近、興味深いドキュメンタリー『Shella Record: A Reggae Mystery』の題材となりましたが、ここに収録されているレノックス・ブラウンのカットはつい最近発見されたばかりです。また、コーネル・キャンベルによる痛烈なダブプレート2枚も収録されています。1枚目はアローズ・サウンドシステムのヘッドを直撃するような内容で、2枚目は80年代初頭に録音されたもので、ジャマイカ音楽界の巨匠2人の緊密なパートナーシップを象徴する作品となっています。