詳細： 2017年リリース。ZZワードは、セカンド・フルアルバム『The Storm』のインスピレーションを遠くまで求める必要はなかった。ブルースの荒々しさとヒップホップの弾むような感覚を等しく想起させるこのアルバムで、ロサンゼルスを拠点とするこのパワフルなボーカル兼マルチインストゥルメンタリストは、ハウリン・ウルフ、ロバート・ジョンソン、ヴェラ・ワード・ホール、ビッグ・ママ・ソーントンといった初期のインスピレーションを深く掘り下げることで、新たな一歩を踏み出した。フェドーラ帽を揺らし、ギターを速弾き、ハーモニカを操るこのブルース・セイレンは、2012年のミックステープ『Eleven Roses』で、昔ながらの裏庭音楽のレシピにヒップホップの切迫感とハッシュタグの知恵を散りばめている。そして、デビュー・フルアルバム『Til The Casket Drops』をリリースした。「私にとって、このアルバムは実験的な作品ではありませんでした」と彼女は認めている。 「シンプルさを重視し、音楽の好きなところ、そしてアーティストとしての私らしさを形作るものに磨きをかけることを大切にしました。子供の頃、ヒップホップとブルースをたくさん聴いていて、この2つのジャンルが大好きです。進化するためには、自分の外の世界へ出る必要はなく、むしろ自分の内側の奥深くへと踏み込むことでいいこともあるんです。」