サタジット・レイ監督による画期的な「アプー三部作」は、叙情的なドラマ「大地のパンチャリ」（1955年）から始まる。インドのある家族の苦難の日々を、アプーという名の少年の目を通して描く。アプーは妹と共に、ベンガルの辺鄙な村を離れ、大都市へ出ることを夢見ている。スビル・バナージー、カルーナ・バナージーが主演し、ラヴィ・シャンカールが音楽を担当。「アパラジート」（1958年）は、高く評価されているシリーズの第2作で、アプーの幼少期から青年期までを描き、悲劇が彼の家族を襲い、彼がカルカッタの大学へ進学するチャンスを掴むまでを描いている。ピナキ・セン・グプタ、スマラン・ゴーサル、カルーナ・バナージーが主演を務める。 「アプーの世界」（1959年）は、感動的な結末で劇的な展開を迎える。作家になるというアプーの夢は、資金不足のために学業を中断せざるを得なくなり、政略結婚をし、妻をカルカッタへ連れ帰るという試練に直面する。スミトラ・チャタジー、シャーミラ・タゴール主演。合計5時間45分。4K UHDディスク3枚とBlu-rayディスク3枚。標準画質。サウンドトラック：ベンガル語非圧縮PCMモノラル。字幕：英語。インタビュー、ビデオエッセイ、特典映像、ボーナス短編「創造的人物：サタジット・レイ」（1967年）、エッセイなど。ベンガル語版、英語字幕付き。