詳細：ビニールLP盤、チラシ封入、デジタルダウンロード付き。アメリカン・インターナショナル・ピクチャーズのB級映画で知られる伝説の映画監督ロジャー・コーマンは、LSDトリップを題材にした映画『ザ・トリップ』を制作しました。撮影は1967年3月中旬から4月上旬までの17日間、ロサンゼルスのサンセット・ストリップとその周辺で行われ、ピーター・フォンダ、スーザン・ストラスバーグ、ブルース・ダーン、サリー・サクセ、デニー・ホッパーが出演しました。当初、サウンドトラックの録音にはグラム・パーソンズ・インターナショナル・サブマリン・バンドが提案されましたが、コーマンはパーソンズのバンドの音楽が映画に合わないと感じました。そこでピーター・フォンダは、まだバンド名が決まっていないマイク・ブルームフィールドのバンド、エレクトリック・フラッグを提案しました。レコーディングは10日間かけて、マイク・カーブが所有するサイドウォーク・レコードで行われ、キャピトル・レコードが配給を担当しました。映画は8月に公開され、サウンドトラックも間もなくリリースされました。これは、それまでの常識を覆す画期的なアルバムとなりました。ブルース、ロック、クラシック、そしてアヴァンギャルド音楽を独自に融合させた、人種の異なるバンドによるバンドです。ロックバンドとして初めてホーンセクションを導入し（シカゴやブラッド・スウェット・アンド・ティアーズに先駆けて）、ムーグ・シンセサイザーを導入した最初のバンドでもありました。当時バンド名は未定だったため、「ザ・アメリカン・ミュージック・バンド」とクレジットされました。