詳細： 「ヴィオロストリー」（1963/64）：1965年4月、フランスのロワイヤン音楽祭において、ドゥヴィ・エルリ（ヴァイオリン）とベルナール・パルミジャーニ（サウンド・プロジェクション）によって初演・録音されました。「ヴィオロストリー」は、複数の音楽研究の方向性が交差する様を体現し、作曲家／演奏家、そして楽器／オーケストラという二つの同時対話として提示されています。短い導入部の後、非常に空間化されたトゥッティが演奏されます。「1. パルシオン／ミロワール」：ヴァイオリンの音が自らを増幅させ、音響空間の四隅に投影されます。「2. セルジュー」：ヴァイオリンと音響媒体のための協奏曲で、後者は非常に緻密に織り込まれたマイクロサウンドで構成されています。「3. ヴェジェタル」：物質の内的かつ永続的な処理によって生じる、持続的な時間を経てゆっくりと目に見えない展開が展開されます。 「Capture éphémère」（1967年、1988年版）：この作品は1967年に4トラックで4チャンネル・ディフュージョン用に作曲され、1988年にステレオ・リミックスされた。1967年5月、パリのメゾン・ド・ラ・ラジオのスタジオ105で初演された。音――時の流れとともに循環するノイズ――は、録音したにもかかわらず存在し続ける。息遣い、羽ばたく羽音――空間を駆け抜けるはかないマイクロソニックの音、音の擦れ音、地滑り、跳ね返り、深淵の虚空へと落ちていく固体のめまい、落下中に永遠に凍りついた複数のスナップショット。多くのシンボルが、私たちの耳に儚く触れた痕跡を永遠に残すように。いつか砂漠、音、そして二度と戻らない…どこかで、私の頭と体のどこかで、何かがまだ共鳴している…共鳴、これ以上に儚いものがあるだろうか。「La Roue Ferris」（1971年）：パリのメゾン・ド・ラ・ラジオのスタジオ105で初演された。 1971年8月26日、マントンの海軍音楽祭。サウンド・プロジェクション：ベルナール・パルミジャーニ。「La Roue Ferris」（観覧車）は回転し、自らの共鳴と融合しながら、その変化を執拗に永続させる。それは、一定の軸を中心に規則的に変化する動きを描くだけである。それぞれの塔は、互いに浸透し合う厚い音の層を生み出し、非常に流動的な織り交ぜを生み出す。起源のパチパチという音は、やがて音の糸へと変容し、その軽やかさは、暖かい空気の中を旋回するアマツバメの鳴き声に悩まされる高高度の雲、巻雲を想起させる。不思議な音が生まれては消え、聴き手に持続の錯覚を残す。2019年11月、ベルリンのDubplates & Masteringにて、Rashad Beckerがカット。翻訳：Valérie Vivancos、レイアウト：Stephen O'Malley写真：ラスクロ・ルシュカ © INA;コーディネート GRM: フランソワ・ボネ、ジュール・ネグリエ。製作総指揮：ピーター・レーバーグ。