説明
詳細:オリジナルの「鳥の竪琴」テープから新たにリマスター。あまり知られていないバッハの真のフランス風録音。無伴奏チェロ組曲がレコードコレクションの定番となった現代現象は、カタルーニャ出身のチェリスト、パブロ・カザルスの功績と言えるでしょう。1939年にHMVでリリースされた彼の録音は、このセットを「平均律クラヴィーア曲集」と並んで遅ればせながら位置づけ、ソロヴァイオリン作品はバッハの曲を演奏できない聴衆の意識の中で、彼の器楽作品の礎となりました。LP時代に新世代のチェリストがカザルスの後継者となるまでには、さらに20年が経過しました。その選りすぐりの一人にジャン=マックス・クレマンがおり、1958年のスタジオ録音による「鳥の竪琴」は2年後にリリースされました。当時、彼はロンドンでサー・トーマス・ビーチャムと共演し、注目すべき協奏曲を演奏していた。「彼の音色は実に控えめだった」とタイムズ紙は報じ、「しかし、その美しさと洗練さは類まれで、一晩中聴いていられただろう」。フルニエやシュタルカーといった同時代の作曲家たちと同様に、クレマンは五弦チェロの第六組曲を四弦チェロで演奏しており、そのポルタメントとルバートはバッハの演奏とは異なる時代のものだ。アンナー・ビルスマによる1979年の録音まで、歴史的に正確な無伴奏チェロ組曲集は広く流通することはなかった。しかしながら、クレマンの演奏の控えめな優雅さと洗練されたセンスは、特にバッハが最もフランス的なスタイルで演奏されるレパートリーにおいては、独自の価値を提供している。オリジナルのLPは長らく探し求められ、法外な価格で取引されてきた。このEloquence誌による新たな再発盤は、フランス・チェロ楽派と、進化し続けるバッハ解釈の両面に光を当てている。この小冊子にはピーター・クァントリルの新しいエッセイが掲載されており、組曲と録音の両方を文脈の中で紹介しています。
トラックリスト
Tracklist:
- 1-6 Suite No. 1 in G Major BWV 1007
- 7-12 Suite No. 2 in D minor BWV 1008
- 13-18 Suite No. 3 in C Major BWV 1009
- 1-6 Suite No. 4 in E Flat Major BWV 1010
- 7-12 Suite No. 5 in C minor BWV 1011
- 13-18 Suite No. 6 in D Major BWV 1012
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