詳細：ラ・モンテ・ヤングは1935年、アイダホ州バーンに生まれました。ロサンゼルスで音楽を学び始め、後にカリフォルニア州バークレーで学び、1960年にニューヨークへ移住しました。ニューヨークで、長尺の楽曲を特徴とする伝説的な作品や、純正律と有理数に基づく調律システムの開発を通して、ミニマリズム、フルクサス運動、そしてパフォーマンスアートに大きな影響を与えました。妻であり共同制作者でもあるアーティスト、マリアン・ザジーラと共に、彼らはドリームハウスの複合的な音響環境を構築し、それは今日まで続いています。 1969 年の最初のリリース以来初めて再発される、ヤングとザジーラの初のフルアルバムは、ザジーラの見事なカバーデザインと、ヤングの素晴らしい書道によるオリジナルのライナーノーツにより、「ブラックレコード」と呼ばれることが多い。 サイド1は1969年（タイトルに示されている日時）、ミュンヘンのハイナー・フリードリヒ・ギャラリーで録音された。このギャラリーで、ヤングとザジーラは音と光のインスタレーション「ドリームハウス」を初公開した。ヤングとザジーラの歌声を正弦波ドローンに乗せたこの録音は、より長編の作品「Map of 49's Dream the Two Systems of Eleven Sets of Galactic Intervals Ornamental Lightyears Tracery」（1964年にヤングのグループ「The Theatre of Eternal Music」と共に着手した、さらに大規模な作品「The Tortoise, His Dreams and Journeys」のサブセクションとして1966年に着手）の一部である。ヤングによると、彼の声のラガ風の旋律的なフレーズは、将来の師となるヒンドゥスターニー歌手パンディット・プラン・ナートの影響を強く受けているという。 2面は、1964年にヤングとザジーラのニューヨーク・スタジオで録音されたもので、より長編の作品「Studies in the Bowed Disc」の一部です。この作品は、彫刻家ロバート・モリスから贈られた、弓で打つゴングのための、非常に抽象的な長編ノイズ作品です。ライナーノーツによると、このライブ演奏は33 1/3回転で聴くことができますが、8 1/3回転まで一定の低速で再生できると記載されています。この回転数に対応するターンテーブルであれば、8 1/3回転まで下げて再生することも可能です。 「ラ・モンテ・ヤングは私たちみんなの父親だ」 - ブライアン・イーノ