詳細： LPレコード盤。ブルーノート・トーン・ポエット・シリーズ。ハービー・ニコルズは、ジャズ史において最も独創的なピアニスト兼作曲家の一人です。ブルーノートの創設者アルフレッド・ライオンは、彼をセロニアス・モンクに匹敵するほどユニークで重要な存在と位置づけていました。モンクもまた、ライオンが1955年にニコルズと契約する数年前に初めてレコーディングした類まれな才能の持ち主です。生前はほとんど知られていませんでしたが、近年、ニコルズの非常にヒップで角張った作品の数々は、確固たる独自の論理によって構築されたミニチュア級の傑作として、その評価が高まりつつあります。 2枚の10インチLP『The Prophetic Herbie Nichols, Vol. 1』と『Vol. 2』でデビューした後、ニコルズは1955年8月にドラマーのマックス・ローチとベーシストのアル・マッキボンと共に、そして1956年4月にはローチとベーシストのテディ・コティックと共に、ニュージャージー州ハッケンサックにあるルディ・ヴァン・ゲルダーのスタジオに戻り、ハービー・ニコルズ・トリオ（BLP 1519）を制作した。この12インチLPには、「ザ・ギグ」「ハウス・パーティー・スターティング」「ワイルドフラワー」、そしておそらくビリー・ホリデイのために書かれたニコルズの最も有名な曲「レディ・シングス・ザ・ブルース」など、ニコルズ独特のオリジナル曲が収録されている。