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『ブラッド・ハーモニー』は、ラーキン・ポーがサザン・ロックンロールのアイデンティティを形作る上で不可欠な存在であることを確固たるものにし、先進的な視点と揺るぎない女性的な力強さでこのジャンルに新たな活力を与えている。アメリカン・ソングライター誌から「アリーナ・スケールで聴けるようパワーアップしながらも、無駄を削ぎ落とした力強さと熱狂はそのままに」と称賛された2020年の『セルフ・メイド・マン』といった過去のアルバムの自己完結的なアプローチとは一線を画し、ラーキン・ポーはテキサス育ちのミュージシャン、タイラー・ブライアント（レベッカの夫でもある）と共にニュー・アルバムを共同プロデュースした。ミーガンがハーモニー・ボーカル、ラップ・スティール、リゾネーター・ギター、レベッカがギターとキーボードを担当するほか、ドラマーのケヴィン・マクゴーワン、ベーシストのターカ・レイマンなど、長年のライブ・バンドのメンバーも参加している。レベッカとタイラーの自宅スタジオで主にレコーディングされた本作は、世界中をツアーする中で彼らが示してきた燃えるようなバイタリティを余すところなく発揮し、ソウルフルな繊細さとスリリングな激しさを等しく融合させた、衝撃的な新作に仕上がっている。「Bad Spell」の熱狂的なギターワークから、魂を揺さぶる「Southern Comfort」、そしてくすぶるようなタイトルトラックまで、『Blood Harmony』は彼らが卓越した直感力と、心を揺さぶるブルース色の強いサウンドで強化されたストーリーテリングを体現している。

「自分の星を頼りに舵を取っていると、どこにたどり着くかなんて全く分からない」とラーキン・ポーは語る。「私たちの真の北は私たちだけのもので、妥協することなくその真の北を辿ることで、私たちは人生という名の世界を自由に駆け巡ってきた。そして、それはまだ始まったばかりだと感じている。『Blood Harmony』は、姉妹として共に歩んできたことを誇りに思う創造的な一歩だ。私たちはこれらの曲を心の奥底で育み、美しいものをもたらしてくれることを願っている。」

ラーキン・ポー / ブラッド・ハーモニー