詳細：ジャック・クーパー率いるモダン・ネイチャーの3枚目のフルアルバム『No Fixed Point In Space』は、2021年の『Island Of Noise』で磨き上げられたサウンドとテーマのパレットを踏襲し、開放感と鮮やかなテクニカラーの広大な世界へと誘います。クーパーの作品の中でも屈指のメロディアスさを持ちながら、自然界の混沌、予測不可能性、そして色彩を映し出すリズムとインストゥルメンテーションによって構成された、これまでに聴かれたことのない音楽です。 「このレコードでは」とクーパーは説明する。「音楽に自然を映し出したいと思ったんだ。始まりと終わり、到着と出発、プロセスと偶然。音楽と言葉に、根っこ、枝、菌糸体、夜明けの合唱の複雑さ、ニューロンの発火、未知なるものを感じてほしかった。頭の中で音楽を見たり聞いたりする方法は、抽象的で魔法のようで…最終的にテープに録音されたものよりも美しいことがよくある。楽器を前に座り、アイデアを形にし始めると、すぐに形になる。僕は、決まったリズム、拍子、フォークやポップの構造、構文といった、僕が生まれ育った音楽界で連想される手法を意識せずに、この音楽を展開しようとしてきた。抽象的で自由で誠実でありながら、それでもなお、主に音色を重視し、歌を基盤とした音楽を作りたかった。誰も聴いたことのない何かを作る時が来たと感じているんだ。」