詳細：デジタルリマスター版。16ページのフルカラーブックレット、新規インタビューと強化されたアートワークを含む4,500ワードのエッセイを収録。80年代中盤から後半にかけては、メタリカ、エクソダス、デス・エンジェル、メガデスといったスラッシュメタルシーンを牽引した優れたヘヴィメタルバンドが数多く登場しました。シーン黎明期から活躍したヴィシャス・ルーマーズは、強烈なスラッシュメタルスタイルを巧みに刷新し、リフに鋭いアクセントと最高のメロディーを織り交ぜました。ボーカリストのカール・アルバートは、バンドの洗練度向上に大きく貢献する、他に類を見ない存在でした。その歌声はバンドを新たな高みへと押し上げ、商業的な成功へと大きく貢献しました。 1979年にサンフランシスコ湾岸地域で結成され、2枚のインディーズアルバム（Shrapnelレーベル）と1枚のAtlantic Records（Rock Candyからも再発）を制作したこのバンドのキャリアのこの時点での主役は、ツイン・リードギタリストのGeoff Thorpe（グループの創設者）とMark McGeeであり、2人のプレイヤーはお互いの音楽的目標が非常に一致していた。完璧に補完し合い、連動したサウンドは、このジャンルでは通常これほどの精密さが許されない領域に音楽を導いた。彼らは、知らず知らずのうちにパワーメタルの領域に入り込み、そのテクニックは、このジャンルの限界を押し広げたいと願う他のバンドにとっての足がかりとなった。1991年にAtlantic Recordsから最初に発売された4枚目のアルバム「Welcome To The Ball」には、「Abandoned」、「Children」、「Mastermind」、「When Love Comes Down」などの大ヒット曲をフィーチャーした最高のトラック集が収録されている。苦悩と、捕虜を取らないという断固たる決意に満ちた音楽。サンフランシスコで録音されたこの作品は、共同プロデューサーのマイケル・ローゼンの明快で簡潔な仕事ぶりに称賛を送らなければならない。彼の仕事は、あらゆる楽器が最大限の衝撃を与えるほどの明瞭さで響き渡ることを可能にしている。