詳細:ベイエリア出身のアジア系アメリカ人女性ソロアーティスト、Carolyn Fok / Cyrnai の3枚目のフルレングスアルバムの再発。Carolyn のサウンドへの冒険は、1976年、9歳の時にテープレコーダーで物語を録音したことから始まりました。その後まもなく、彼女は父親が自宅に置き忘れた楽器やエフェクト機器を探検し始めました。彼女は特に、父親の TEAC リール式レコーダーに魅了され、これがサウンドデザインへの生涯にわたる関心のきっかけとなりました。16歳になる頃には、インダストリアルエレクトロニックバンドの Cabaret Voltaire や、アナルコパンクバンドの Crass に影響を受けました。Carolyn Fok のアルファベットを並べ替えた芸名である Cyrnai を作り、1983年から1991年の間、Treason、A State Of Mind、Trial、Rhythm & Noise など、ベイエリアのいくつかのバンドで活動しました。 1987年、美術学校を卒業する頃、キャロリンはニューヨーク・イラストレーター協会から再び賞を受賞しました。受賞のためニューヨークを訪れた際、彼女はエレクトロニック／ダルシマー奏者のダン・ジョセフと出会いました。二人は手紙をやり取りした後、「Hypno-Seizure」と題したスプリット・カセットを作ることにしました。カセットのA面には、Cyrnaiが30分の音楽を提供しました。タイトルのない10曲が次々と続きます。彼女はちょうどユーレイルで中国からヨーロッパへ、そして彼女がよく旅するエジプトへ向かう世界一周航空券を購入したばかりでした。彼女は様々な国の楽器を手に取り、新しい環境の音を録音しました。当時、テクノロジーは初期のサンプリングへと変化しており、彼女はループを録音するために大容量フロッピーディスクを備えたコモドール64を使用しました。1988年に自主制作でリリースされたこの再発盤には、同時期に録音された未発表ボーナストラック3曲が追加されています。各コピーには、歌詞、写真、キャロリンによるメモが掲載された両面インサートが封入されています。すべての曲はファンタジー・スタジオのジョージ・ホーンによってリマスターされました。