詳細： 1977年の名盤『Come Into Knowledge』リリース後に、ヴァイブス・マスター、ロイ・エアーズがプロデュースした両曲。これらは新録音ではなく、RAMPのヴィンテージ・アルバムです。これまで未発表だった2曲は、バンドがカセットテープに録音したデモから最近救出されました。新たにマスタリングとEQ調整を施し、いよいよリリースです。「The Old One, Two」は、ロイ・エアーズの楽曲（エアーズ、ウィリアム・アレン、エドウィン・バードソングによって書かれ、元々はロイ・エアーズのアルバム『A Tear To A Smile』に収録）のカバーです。RAMPバージョンはロイ・エアーズ版よりもパンチが効いています。強烈なベースラインが響くこの曲は、音楽の時代を超えて1977年当時と同じように現代的なサウンドで、DJのお気に入りとなることは間違いありません。B面には、同じくロイ・エアーズが作詞・作曲・プロデュースを手掛けたブギー・チューン「Paint Me Any Color」を収録。こちらもロイ・エアーズが手掛けたものの、他のアーティストがレコーディングしたことはありません。ロイ・エアーズがプロデュースしたこれらの作品は、後にUno MelodicレーベルからThe Eighties LadiesやEthel Beattyといったアーティストがリリースするであろう傑作を予感させるものでした。RAMPは長らく、現代ソウルミュージックにおける最大の謎の一つでした。RAMPとは一体何を意味するのか？（ちなみに、答えはRoy Ayers Master Productionです）、なぜ彼らのアルバムはこんなにも入手困難なのか？なぜセカンドアルバムがないのか？ロイ・エアーズとの関係は？しかし、A Tribe Called Questの「Bonita Applebum」をはじめとする数々のサンプリングや、「Everybody Loves The Sunshine」の崇高なカバーで多くの人々を魅了したRAMPは、音源や情報の不足にもかかわらず、音楽的な存在感を維持していました。