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「レコーディングブースに入るたびに、これが唯一のチャンスであるかのように演奏しなければならない」—プリンス、1978

プリンスのデビューアルバムのクレジットには、すべてが記されている。「プロデュース、アレンジ、作曲、演奏：プリンス」。プリンスがスタジオ入りして『For You』のトラックをレコーディングした時、その期待は高かった。才能あふれるソングライター、マルチインストゥルメンタリスト、そしてシンガーとして、世界に自らを証明するチャンスだっただけでなく、わずか19歳にして、ワーナー・ブラザース史上最年少で、自らアルバムをプロデュースし、すべてのパートを自らレコーディングするアーティストになろうとしていたのだ。

プリンス / フォー・ユー