詳細： LPレコードプレス。2023年発売。抑制された道を決して選ばないSoenは、6枚目のスタジオアルバム『Memorial』で、現代社会の病理やあり方に、痛み、怒り、フラストレーションを露わにする、歯切れの良い、傷ついた毒舌で立ち向かう。ギターはより鋭く、メロディーはより豊かな心を、歌詞は魂と感情を吐き出すような、明確な宣言となっている。同時に、Soen独自の進化、攻撃性、そして美しさの融合は、これまで以上に成熟したサウンドを醸し出している。メロディの素晴らしさと、顔面を圧倒するほどヘビーなギターとリズムが見事に融合した『Memorial』は、まさに壮大だ。 「Sincere」の誇らしげな力強いストライド、「Unbreakable」の圧倒的なパワー、マーティン・ロペスの深く突き刺さるドラム、「Hollowed」（エリサのゲストボーカルをフィーチャー）、そして「Icon」の渾身の咆哮。トレードマークであるジョエル・エケロフのボーカルは、相変わらず感情を揺さぶる。オレクシー・“ズラトヤル”・コベルのベースはアルバム全体を通して力強いサポートを繰り広げ、ラース・エノク・オールンドとコーディ・リー・フォードは、一貫してダイナミックで鮮やかなツインギターワークを披露している。ピンク・フロイドを彷彿とさせる美しくも悲劇的なバラード「Vitals」で締めくくられる「Memorial」は、世界的な混沌と狂気の渦の中で、勇敢でエモーショナル、そして情感豊かなアーティストたちがこれまでで最高の歩みを見せた結果である。Soenは長年この瞬間のために準備を重ねてきた。そして今、ついにこの瞬間を迎えた「Memorial」は、真にインスピレーションに満ちたモダン・ハードロックの傑作として、世界から称賛されるに値する。