詳細：ブラジル45周年記念シリーズの第83弾は、まさにうってつけの一枚です。ロベルト・デ・メロ・サントスの2曲を収録しています。1949年、ブラジルのレシフェ生まれ。ディスコグラフィーは少ないものの、アーティスト名義のディ・メロでブラジル・ソウルミュージックの真のアイコン的存在として広く知られています。 1975年にリリースされた彼のセルフタイトル・デビューアルバムは、その魅力的なブラジリアン・ファンク・サウンドで長年コレクターズアイテムとして愛され、ブラジル人、B-Boyブレイクス、ファンク・コレクター、そしてサンプルハンターを魅了してきました。アルバムのオリジナル盤が現在、とんでもない高値で取引されていることから、これらのトラックをもう一度世に送り出し、誰もが楽しめるようにする必要があると感じました。 今回のリリースでは、このカルトアルバムから選りすぐりの2曲、「Kilariô」と「Pernalonga」を厳選しました。偶然にも、この2曲は1975年にオデオン・レコードから希少なプロモ盤カンパクト（ブラジル産7インチ、33回転）としてリリースされました。「Kilariô」は純粋なブラジリアン・ソウルの名曲です。あらゆる要素が絶妙に調和し、ディ・メロの伸びやかなボーカルがさらに際立ちます。「Pernalonga」は、キャッチーなギターとホーンのイントロ、ゆったりとしたブレイクビーツのドラムが心地よい雰囲気を醸し出しており、2009年のNASA featuring David Byrne & Chali 2naの「The People Tree」のサンプルとして耳にする機会も多いでしょう。 ディ・メロは今でもレコーディングを続けている。2019年にはコトネテとのアルバムをFavorite Recordingsからリリースしている。まさにドンだ。