詳細： LPレコードプレス。2018年発売。ミスター・ボンゴが、ティム・マイアの『ディスコ・クラブ』の崇高なリイシューで、ブラジルの希少な名盤を世に送り出します。1978年録音のこのアルバムは、伝説のアーティスト、ティム・マイアの後期を代表する逸品。ディスコ全盛期の華やかさと魅力と、マイアの生々しいファンクとソウルのルーツが融合しています。ラジオを席巻していたストレートなMPB、トロピカリア、そしてインターナショナル・ロックから脱却し、彼のサウンドは新たなブラジル黒人意識を体現していました。それは抗しがたい魅力でした。マイアはいつものバンドを離れ、伝説のスタジオ・レベルに足を踏み入れた。ドラムのパウリーニャ・ブラガ、ベースのジャミル・ジョアネス、クラリネットのロブソン・ホルヘ、ギターのヒルドン・デ・ソウザ、パーカッションのシディーニョ、トロンボーンのエドムンド・マシエルとダルシー・セイシャス、テナーサックスのフアレス・アシスといった、リオの精鋭たちが集結した強力なアンサンブルを率いる。アレンジャー兼キーボード奏者のリンカーン・オリベッティは、このセッションで欠かせない存在だった。アップテンポなトラックに、極めて重要なストリングスの華やかさとブラスの喜びを加え、マイアに自己表現の余地を与えた。アルバムは、パーティーを盛り上げる熱狂的な「A Fim de Voltar」、一緒に歌いたくなるアンセム「Acenda O Farol」、そして紛れもなくファンキーなヒット曲「Sossego」（ファットバックの次にヒット）という、フロアを埋め尽くす3曲で幕を開ける。しかしその後、マイアは「All I Want」で実存的な側面を露わにし、幸福の意味を問いかける。また、「Murmúrio」（偉大なカシアーノ作曲）や「Pais E Filhos」といったスローテンポな曲では、彼の優しい一面も垣間見せる。後者は、思わず身を委ねたくなるような、柔らかなハーモニーのベッドを特徴としている。しかしパーティーはまだ終わらず、ミッドテンポのグルーヴ感溢れる「Juras」で再び足が動き出し、「Jhony」で夜の闇へと誘われる。マイアの過剰なまでの欲求は、やがて彼自身を圧倒することになる。しかし「Disco Club」は、予測不能な天才が絶好調のサウンドだ。人生最高の瞬間を体験しよう。