詳細：大ヒットを記録したコンピレーション『The Original Sound of Mali』に続き、フランス人作家、ジャーナリスト、そしてグラミー賞ノミネート経験を持つ編纂者フロラン・マッツォレーニと、Mr Bongoのオーナーでもあるデイヴィッド・バトルが、マリ音楽の魅力を探求する新たなコンピレーションをお届けします。ウスマン・クヤテ＆アンバサダーズ・インターナショナル、レール・バンド、レ・メッサー・デュ・マリ、ミステール・ジャズ・ドゥ・トンブクトゥなど、数々のアーティストの名曲を復元、再発、そして文脈化することで、シリーズ第2弾となる本作は、マリ独立後から生まれた音楽の豊かさをさらに深く探求します。伝統的な基盤と楽器編成に、現代音楽の進歩と影響が融合した作品です。 マリ独立後、10年間の成熟を経て、1970年代には、音楽アンソロジーや国内・地域の音楽作品の概要を通して、マリの現代文化が世界に紹介されました。この時代は、マリの音楽史において非常に豊かな時代であり、国営のバンドやオーケストラの演奏が、音響エンジニアによって記録・録音されるようになりました。 マリには、音楽を通して多様な物語を伝える伝統が古くからあり、各州や民族がそれぞれ独自の個性とニュアンスを持っています。西洋の影響とサウンドが大西洋を越えてマリのミュージシャンたちにもたらされるにつれ、ジョン・リー・フッカー、ウィルソン・ピケット、ジョニー・パチェコ、セリア・クルス、ジェームス・ブラウンといったアーティストの音楽に触れるようになりました。ブルース、ソウル、ロック、ファンクといった要素やアイデアから、バンドはこれらのジャンルのアーティストのカバーを始めました。このコンピレーションには、Tjiwara Band de Katiによるピケットのソウル/R&Bクラシック「In The Midnight Hour」の生々しいカバーや、ジェームス・ブラウンのファンクを彷彿とさせるアルバム『Les Ambassadeurs du Motel de Bamako』収録の「Get Up James」などが収録されています。 多くのバンドはマリの首都バマコのホテルで演奏することが多かったため、自然とそこでサウンドを磨くことになりました。観客が外国のスタイルの影響を聴きたがり、現代的な楽器がより入手しやすくなったため、西洋のアイデアとマリの伝統的なリズム、そしてオーガニックな楽器の融合は、他に類を見ない卓越した音楽を生み出しました。