詳細：ゲイル・アン・ドーシー（ボウイのベーシスト）と共に、デヴィッド・ボウイの楽曲がアラビア語に翻案されたのはこれが初めて。世界を売った男がエリーとなり、ヤラ・ラピダスは原文の意味とは全くかけ離れた彼女の願望と希望を表現し、苦悩するこの東洋こそが文明の発祥地であることを私たちに思い起こさせる。ミニマルなアレンジメントによる画期的な作品で、ハキム・ハマドゥーシュ（ラシッド・タハの30年来のパートナー）が、曲がりくねったメロディーとエレクトリック・マンドリンの輝きを織り交ぜている。このEP「オリエンテ」の残りの部分は、バチャール・マール・カリフェ、アドナン・ジュブランらの参加により、愛と東洋の複合的な遺産となっている。ヤラから近東への希望の賛歌は、これまで以上に時事的な響きを放っている。